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執筆者の写真Yasuhiro Mastumoto

外傷シリーズ2:関節を捻ったら骨の位置を戻しましょう!

前回から空きましたが外傷シリーズです。


前回書きましたが、捻挫したら最低限固定はしましょうね。


次にやる事は、勿論受傷直後はアイシングで良いのですが、レントゲンで骨折が無いことが確認出来たら早いうちに、ズレた骨格を治します。



関節周囲の靭帯、関節包は結合組織と言って、筋肉よりも硬い組織で出来ています。そんな組織が損傷しているのですから当然骨の位置もズレてしまいます。勿論、筋膜、筋肉自体も損傷していることが多いです。



腫れがかなり酷くても、骨の位置を戻して関節を正常な位置に近づけると、腫れがかなり引いてきます。これは組織損傷に伴い、交感神経が緊張しすぎている状態が回避出来ていると考えることが出来ます。外傷初期は交感神経が発動し、治そうとして血流を高めるのですが、骨の位置を戻してあげると交感神経のお仕事を少し手伝ってあげた事になります。


そして筋膜、筋肉の調整をしていくとかなり痛みが軽くなってきます。


最低限固定と書きましたが、骨・関節の位置を戻しておかないと、骨がズレたままで固まってしまいます。靭帯などの結合組織も部分的に切れて伸びていますから、近づけてあげないと上手くくっつかないのです。


そのまま行くと「ルーズジョイント」というユルユルの関節になってしまいます。これは非常に厄介になります。


                             「ネッター」より

当院では最低限初日の施術でそこまでは持っていきます。


すると予後は非常に良いです!


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