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執筆者の写真Yasuhiro Mastumoto

外傷シリーズ1:ちょっと足捻っただけ〜全身へ  先ずはしっかり固定を!



ここ数年患者様を診ていて思いますが、足首に限らず捻挫をして1〜2ヶ月も経つもに倍くらいに腫れたまま来院される患者様がいらっしゃいます。


あまりに腫れているので「いつ足捻ったんですか?」と聞くと「1ヶ月前です。」と答える方がよくいます。


「、、、、、、、、、診察した所で何もして貰わなかったんですか?」と聞くと


「湿布だけでした。」と、答えられます。



「捻挫」とは外力がかかる事により、関節を支えている靭帯や関節包(かんせつほう:関節を覆っている袋)などの軟部組織が損傷することを言います。


つまり、どこかの組織が切れる、伸びている(部分的に切れた状態)のです!ですから足首が安定する角度で切れた所を近づけてあげる事で組織が修復に向かっていきます。


ところが最近は何も固定しない医療機関も多い様です。骨折って言われたのにという方も意外といらっしゃいます。


どの方も結果が良くありません。



そのまま痛みが無くなったとしても、足首の機能としては半分以下になってしまいます。


そうすると脳は、怪我した方の足に重心をかけるのは危ないので、反対の足に重心をかける様に指示を出します。


そうすると反対の脚の膝痛や、坐骨神経痛が出だします。もっと経過すると肩まで来ます。


とりあえず、凄腕の治療家に施術してもらって、びっこを引いて来たのが足をついて歩ける様になる以外は、しっかり「固定」をしていただくことを強くお勧めします!


人間の体はいつでも治してくれる訳ではありません。治す反応が起こるのは最初の腫れが出ている時ですね。つまり血液が大量に集まり細胞の侵食、修復が行われます。期間限定なのです!


だから、最初の処置が物凄く大事!


これを過ぎると落ち着くのに相当な時間がかかります。


少し外傷について書いていきたいと思います。








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